目標および学習活動
1.家庭総合を基礎として、衣・食・住・家庭経営・保育に関する知識や技術を体験的に学習し、家庭生活の充実・向上をはかる能力と実践力を養う。
2.家庭を取り巻く環境の変化に対応し、消費者としての役割・高齢者の生活・健康と食生活などに関する内容を重視し、地域との連携をはかりながら、より体験的に学習し、創造性や問題解決能力を育て、よき家庭人としての生き方を学ばせる。
3.被服・食物の技術検定、茶華道の課外学習、農業実習での家庭経営学習を通じてより確かな知識・技術の習得をはかり、職業人としての専門性を高める。
特色 製作工程を全て行っている高等学校は日本で唯一山添分校だけです
”自分が着たい服を自分で作る”
~ホームスパン(羊毛手織りの技法)を取り入れた授業~
山添分校の家政科は、1934(昭和9)年から山添村で行われ続けてきたホームスパンを1989(平成元)年から農村振興対策事業として受け継ぎ、現在も山添村の伝統的な産業であるホームスパンを授業で取り入れ継承し続けています。ホームスパンを行うことで、普段自分たちが着ている衣服がどのような過程を経て作られているのか、機械化の進む現代ではなかなか学ぶことのできない糸紡ぎから洋服の製作までを手作業で行うことで、衣服製作の核心を学びます。